
春の陽気を感じられるようになり、境内の植物たちは寒い冬を乗り越え続々と顔を出し始めています♪

キレイに咲く花、これから開くつぼみ
季節に応じ変化する光景に癒やされる~~~😃
みんな頑張って今を生きています♪
予定通りに進めば、今月で全ての工程が終了する 工事進行状況♪

一つ一つの石を丁寧に施工して頂き、日に日に良くなっていく境内。

庫裡側と鐘楼堂側の石のサイズを変えているところが粋です~~~😃
現在、本堂へのアプローチとなる石畳が完成♪

本堂前も砕石を敷けば完成の状況ですが、ここは最後の予定だそうです😊
風化によってペンキがはがれていた鐘楼堂もこの機会に綺麗にお化粧直しです♪
昭和40年に建てられた鐘楼堂。


最近は自動で鐘をついているお寺が多いようですが、本興寺にはそんな最新技術はなく…
朝6時、お昼11時、夕方16時30分の一日3回人の手で時の鐘を突いていますよ♪
たまに突き忘れや時間のズレはありますが😅💦
余談ですがご近所の方は鐘の鳴る音や、突くペースで誰が突いているか解るそう😊

そして私は・・・・・
ペンキ屋さんの仕事に刺激され
数年前に自作した塀を塗り直し☆

ビフォアー

完璧(自画自賛)
これからは植樹が進められ、造園屋さんのさらなる腕の見せどころです♪
尚、まだ足元が悪いのでご来寺の際はお気をつけください。
さて、今月の17日~23日は春のお彼岸期間です。
まずは3月の掲示板

先月の「茶飲み話」でお話しましたが、地中にあるため目には見えない植物の「根」。
根がなければ幹も枝も生えません。
私達人間にとっての「根」はご先祖さまで、この世に生きる私達をしっかりと支えてくれてます。
「え?もうこの世から去りましたよ・・・」と思いますよね。
実は、肉体という個体がなくなってしまっただけで、その魂は永遠に生きています。

皆さんがご存知のお墓や永代供養墓などはなぜ石なんだろうとふと思ったことはありませんか?
最近、樹木葬や散骨という言葉を聞くことも多くなりましたが、調べてみるとそういった会社の広告には
樹木葬、散骨は値段が安い。子供に迷惑をかけずに・・・
等と書かれ、まるで墓石がお荷物、邪魔なものと捉えられる言葉が目立ちます。
また、いざ散骨すると子や孫にご先祖との絆や家族の絆を意識させにくいというデメリットが。
もちろん、考え方は人それぞれです。
実際、私たち夫婦も子供がいないので避けては通れない問題なんです。だからなおさらお墓の意味や役割について考えます。
世代をまたぎ1つの供養塔を共有するには何が適しているのか・・・?
Anser(答え)・・・石。
石は風化が遅く何代もの子孫に受け継がれる自然のもの。
お墓参りをされる方はご理解いただけるかと思いますが、
お花やお供物を墓前にお供えし、墓石の前で手を合わせ 心のなかでお話をして 現状の報告やお願いをする 。
「元気してますか?」と語りかける方もいたり家族みんなの近況を報告する人もいるでしょう。悩みや、人生の節目を報告したり救いを求める人も多いのではないでしょうか?
お墓参りがおわると何故か心が穏やかになりますよね。
このことに科学的説明や証拠なんて全く必要ありません。
ご先祖様がおられるお墓で向き合って疎通しているからこそ心が穏やかになるんです♪
だから私たちのご先祖様はどれだけ時間が経過しても風化に強く
何代の子孫にも繋げられる石でお墓を造られているのです。
そして故人とつながりがあった親戚、友人知人も誰でも好きな時にお参りでき、お墓で久しぶりに会い近況を話したりお墓は横のつながりも支えてくれるんですよね😊
考え方は様々でしょうが、ご先祖さまとの心の糸、生きてる方の繋がりを切らさないためにも
お墓はとても大切です。
今後、現実的な事情からどうしてもお墓を維持できないという方々の増加が予想されますが、お墓の維持や納骨に困った時は、
ご家族や親族とお話し、お寺や墓石屋さんと相談することをお勧めします。
私の周りの墓石屋さんは亡き方々を大切にそしてそのご家族の思いをしっかり考え、
真剣にお墓を造ってくれていますよ😊
それでは皆様、
春の到来をご先祖さまと一緒に感じ
素敵な”春”をお迎えください♪

南無妙法蓮華経