本堂

会食堂(休憩室)

山門

もともと茅葺屋根で本興寺の六足門として村の文化財に指定され、裏門と称される。
老朽化激しく、平成七年第四十三世平田日範代に日蓮大聖人開宗七百五十年を奉讃して大改修するも、平成十六年十月の台風により倒壊。
株式会社木組棟梁、鶴岡益男氏の尽力により道幅の拡張及び大改築を修す。

鐘楼堂

旧鐘楼堂の梵鐘は戦時中に供出される。
昭和四十年第四十二世三浦日確代に村内の篤志により現在の鐘楼堂を建立。鐘楼堂の周りには旧鐘楼堂の基礎石がそのまま残されている。

歴代墓所

昭和五十六年、日蓮大聖人七百遠忌を奉讃して本堂改築、庫裡新築の際に整備する。
墓碑無き歴代上人は合祀して墓誌に記名する。

宝物堂

大本山鷲山寺の御宝物(日蓮大聖人御真筆曼荼羅等)を約三百年の間格護するが鷲山寺に宝物庫が完成、返還する。火災から宝物を護るために周囲には濠、溜池が掘られ、現在は一松山の宝物を護寺する。

法界塔

常住坊の跡地に廃坊になった各跡地から出た墓石等を合祀、後継者が無い精霊の永代供養墓として供養する。

ペット供養墓

動物の精霊が安眠できるよう平成26年に建立。お骨は供養塔の中に散骨し、土に還る構造になっている。

元禄津波犠牲者大位牌・供養碑

元禄16年(1703)11月23日(旧暦)に起きた大地震で発生した津波により一松村では七百名以上の犠牲者が出た。第十世日隆上人代に村内の犠牲者全員の法名を記した大位牌を祀り供養する。
供養碑の建立時期は記されておらず不明であるが、一松郷初崎村と高塚村の名主、東條市朗右衛門(当地東條家の本家)と齋藤五右衛門によって建立されたものであることが確認でき、村の指定文化財に指定されている。

戦死者大位牌

日清・日露戦争、太平洋戦争で殉職された村内全員の英霊を屋号と俗名で記した大位牌。戦死者の無い家が中心となり発起、供養した。

面影の池