亀と牛

~境内草花だより🌼~
梅雨はどこへいってしまったのか!!?
まぶしい日差しのもと、境内の木々はいっそう青々と茂り、さまざまな草花が見ごろを迎えています。
季節の移ろいをそっと語りかけてくれる草花たちをご紹介✨
イトバハルシャギク(糸葉春車菊)噛みそうな名前!(^^)!

アガパンサス(紫君子蘭)

薄紫の花が風に揺れる様子はどこか涼やかで、暑さを忘れさせてくれます。その名には「愛の花」という意味もあり、優しさと静けさを感じる花です。
小さく可憐な花を次々に咲かせる
チェリーセージ

ハーブの仲間でもありほんのりとした香りも楽しめます♪
赤やオレンジの花カンナ

暑さも厳しさも含めて受け入れるような力強さを感じる存在です(^^)/
お参りの際には、どうぞ足元にも目を留めてみてくださいね。
7月は東京方面のお盆です
本興寺では今月から千葉方面、東京埼玉、そして伊豆のお檀家さんの自宅に伺いお経をあげさせて頂いています。
都会の喧騒のなかでどのようにご先祖様をお迎えすれば良いか迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
お盆の素朴な疑問Q&A:
Q:お盆って、いつからいつまで?
A:お盆はご先祖様を迎え、敬い感謝する大切な期間。
お盆の期間は地域によって大きく2つのパターンがあります。
本来お盆は7月の13日から16日だったのですが、明治時代に旧暦から新暦(太陽暦)に改暦されました。
東京や横浜など関東の一部地域では現在の新暦、7月13日から16日が『お盆』とされています。
その他日本の多くの地域では旧暦の7月13~16に近い8月13日から16日をお盆としているのです。
これは農作業の都合などから月遅れで行われるようになったともいわれています。
Q:ホームセンターやスーパーで見かける馬や牛の飾りはなに?
A:牛や馬の飾り『精霊馬(しょうりょううま)(うし)』と言います。
これらはご先祖様があちらの世界からこちらの世界を行き来するための乗り物です。
藁で作ったり、ナス🍆キュウリ🥒に割りばしを刺して作られます(^^♪

・キュウリの馬:ご先祖様が早く帰ってこられるように足の速い馬に見立てられます。
・ナスの牛:ご先祖様が戻る際にお供え物をたくさん積みゆっくりと帰れるように足の遅い牛に見立てられます。
『早く来てほしい』『ゆっくり帰ってほしい』という願いが込められた心温まる供養ですね✨
余談ですが、昨年のお盆の出来事・・・。
お墓でお檀家様の姉弟と遭遇。
登場人物は私、お檀家様の姉弟♪
弟:義浩(ぎこう)さん聞いてください!!今、本気で喧嘩してきたんですよ!!
私:どうしたんですか??
弟:キュウリの馬って、早く来てもらうための馬ですよね??
私:そうですね♪
弟:あんなのどう見たって馬じゃないじゃないか!!
実は、姉が精霊馬を作るためのキュウリを買ってきたんですが、どう見たってくにゃくにゃで馬じゃないんですよ!!
姉:じゃあ、車にあるきゅうりを義浩さんに見てもらえばいいでしょ。
ということでキュウリ🥒を拝見。
キュウリは見事に変な形で、まるで亀🐢のよう🙄
弟:何でこれをわざわざ選んだのか意味が解らない!!
私:では、ナスの牛さんで来ていただき、亀さんでゆ~~~~っくり帰っていただきましょう✨✨✨
この姉弟のお二人は東京在住で私と齢が近い方。
そんな二人が野菜でもめている🤣🤣🤣
これも、亡きお父様をしっかりと迎えてあげたいという心からの温かい喧嘩でした♪
遠方にもかかわらず月に一度必ずお墓参りに来る姉弟、亡きお父様は本当に幸せです♪
Q:お盆のお供えは何がいいの?
A:季節の果物、お菓子、故人が好きだったもの、またそうめん、団子などがよくお供えされています。
大切なのは故人を偲び感謝の気持ちを込めてお供えすることです。傷みやすいものはこまめに取り換えるようにしましょう。
ほかにも、お寺にお願いをしてお塔婆をあげられるのもお勧めですよ🎵

Q:お墓参りに行けない場合はどうすれば良いですか?
A:遠方でなかなかお墓参りに行けない、体調がすぐれないなどの理由でお墓参りが難しい場合もあるかと思います。その場合は無理をする必要はありません。
・ご自宅で手を合わせる:仏壇や位牌に手を合わせご先祖様を偲びましょう。
・心の中で感謝を伝える:どこにいてもご先祖様への感謝の気持ちは届きます。
・お寺に相談
大切なのはご先祖様を想う気持ちです😊。
今月の掲示板

仏教には欠かせない花といえば睡蓮とハス🌺

面影の池では睡蓮が満開ですよ✨ぜひご散策を(^_-)-☆

境内の花、それぞれの花が与えられた場所で精一杯その命を輝かせています。
一つとして同じ形、同じ色の花はありません。
私たち人間もひとり一人が異なる個性や才能を持ちそれぞれの場所で日々懸命に生きています。
時に周りと比べてしまい自信をなくしてしまうこともあるかもしれません。
しかし大切なのは誰かと比較することではなく自分自身が精いっぱい咲くこと。
どんなに小さな花もひっそりと咲く花も、その命の輝きは尊く美しいものです。
この7月
皆さんが自分らしく精いっぱい咲き誇ることを願っています✨✨✨
今月のお経セラピ~は20日です😊
お坊さんの少しだけ為になる話とみんなで読む読経であら不思議🙄
なんだか心がスッキリ✨✨✨
仏教が初めての方もひとりでの参加も大歓迎。
場所:本興寺本堂
日時:7月20日(日) 午後3時から
どうぞお気軽にお立ち寄りください
それでは皆様にとって素敵なひと月となりますように✨
南無妙法蓮華経