汗と涙=味わいある笑顔


境内ではコスモスなど沢山の花が咲き、秋の空気が深まってきました。

この時期に地中から突然花茎を伸ばし真っ赤な花を咲かせます
彼岸花の燃えるような赤色が秋の訪れを告げてくれています。


私の大好きな木の一つ、百日紅も奇麗な花を咲かせてくれています🎵
境内の掲示板
今月の掲示板にはこんな言葉を掲げてみました。

「飯を食うぞ!」と勢いよく言えば、お腹は満たされるかもしれません。
でも「ご飯をいただきます」と声にすると、心も満たされる気がしませんか?
秋の実りは、水やり草抜き、そして太陽、雨や土、そして多くの人の手がつないでくれた命の恵み。
やっぱり「いただきます」が似合いますよね。
目の前にある一粒のお米、一口のおかずに多くの命や人々の苦労が詰まっているんです。
「いただく」という言葉には関わってくれた全ての人々への感謝が込められているんですね✨。

ついガツガツいきたくなる
秋の美味しい味覚🍚🥜。
まずはひと呼吸。
手を合わせてから「いただきます」ですね😊。
そしてもう一つは

以前、このポスターを掲示板に貼ったとき
90代のおばあさんが掲示板の前に立ち止まりこう言いました。
『あの時はつらくてもう立ち上がれないと思った。
汗をかきながら必死に耐えて、人には見せたくない涙をこらえ切れない日もあったの。
だから私、このポスターが好きなの』
むかし流した涙と汗は今日の笑顔の糧となる
そのおばあさんの笑顔を見た時
「あぁ、この言葉はまさにおばあさんの人生そのものなんだ」と思いました。
若いころには語れなかったであろう苦労や涙が、年月を重ねた今、やわらかな笑顔となって表れている。
その笑顔は、ただ明るいだけではなく、深く優しい味わいを持っていました。
私たちは、時に壁にぶつかり苦しみ、涙を流すことがあります。
過去の辛かった経験は、人を強くします☺️。

仏さまの教えに
『苦は菩提の種(くはぼだいのたね)』とあります。
苦しみや涙こそが、のちに智慧や慈しみを育てる種になる。
おばあさんの笑顔は、その教えを体現しているようでした。
私たちの笑顔も、きっと同じ。
決して楽しいことだけで作られるのではなく
涙や汗、悔しさや悲しさも全て混ざり合って
心に響く笑顔となるでしょう。
今日の笑顔を大切に🎵
今のあなたの笑顔は過去のあなたが乗り越えてきた証。過去の自分が未来の自分に道を開いてくれたのです。
それは過去の自分への最強のごほうび。
そして
もし今が『汗と涙の真っ最中』だとしても。。。
いま流している涙も、努力によってかいた汗も、決して無駄にはなりません。
どうか安心してください。
未来の自分が、きっと「いい顔」で笑ってくれますから😊✨。
御会式(おえしき)法要と宝物(ほうもつ)公開のお知らせ
本年も御会式法要を下記の通り行います。
”お会式”とは日本で法華経を弘められた日蓮聖人のご命日をお迎えし、
共に手を合わせる大切なご縁の日。
年に一度だけ、虫干しを兼ねた宝物をご覧いただけます。
当日は法要の後にお弁当を囲みながら和やかなひと時を過ごします。(お持ち帰りも可)
- 日時:11月16日㊐ 10時半受付開始 午前10時45分ころより法話・法要が開始
- 場所:本興寺本堂
- 内容:法話、御会式法要、昼食(お弁当)
- ※昼食のご用意の為、10月末までにお申込みをお願いします。
- 連絡先:0475-32-1428 携帯:090-4790-4523
それでは皆様にとって素敵なひと月になりますように
南無妙法蓮華経