尊い命🐶

8月私たちの心は自然とご先祖様へと向かいます。

この時期は故人との絆を最も深く感じられる特別な期間ではないでしょうか?

お盆に想う「いのち」のつながり

普段墓地やお仏壇などでなにげなく手を合わせていますが自分の根を意識したことはありますか?

木々が大地に深く根をはり水や養分を得て大きく育つように、私たち人間もまた目には見えないけれど確かな「根」を持っています。

それが私たちのご先祖様。

・今月の掲示板・

いまこうして生きていられるのはご先祖様から命が受け継がれてきたからです。

10代さかのぼれば1024人

遠い昔からたくさんの命が途切れることなくつながり今日私たちがここに存在しています。

お盆は普段意識しにくいそのつながりを改めて感じ、感謝を伝える大切な機会。

ご先祖様がいてくだっさたからこそ今の私たちがいる、

そう考えると日々の生活の中にも感謝の気持ちが自然と湧いてきますよね(^^♪

お寺や墓地での供養はもちろん、ご自宅で提灯を灯したり、お供えものをしたり静かに手を合わせるだけでも

ご先祖さまは喜んでくださいます♪

・今月の掲示板・ 

お布施と聞くとお寺や僧侶に金銭や品物を施すことと思うことが多いかもしれません。

そのような意味も間違いではありませんが仏教ではもう少し広く深い意味があります。

感謝の気持ちを伝えること、優しい言葉をかけること、笑顔を向けること。これらすべてが相手に喜びを与える立派なお布施となります。

本当に大切なのは相手を思いやる心です🎵

『心施』 他人の為に心を配る

『床座施』 席を譲ること 

どうかこの8月それぞれのご家庭でご先祖様への感謝の気持ちを育み温かい時間をお過ごしください。

寝たきりのたくましい師匠

『一日一生』という言葉をご存じですか?

一日をまるでそれが最後の日のように大切に生きるという仏教の教えです。

この言葉を見るたびに、我が家の老犬マナの姿が浮かびます。

左:キチ 右:マナ
昨年撮影

お寺に来る方から時々「マナは元気ですか?」と声を掛けていただきます。

犬の平均寿命は13年

マナ(男の子)はなんと18歳半。ご長寿犬です🎵

今はもう寝たきりになり目も耳もほとんど利かなくなりました。

それでも彼は、毎日生きています。

息をするたびに、

一生懸命です。

人間は時に

「生きるのが辛い」「死にたい」と思ってしまうことがあります。

でも動物たちはそんなことを考えません。

ただ、今日を、今を、生き抜こうとするのです。

ご飯を食べられること水を飲めること

声を掛けるとかすかに尻尾を動かし応えてくれること。

それらはすべて「生きてる証」です。

生きようとする力に言葉はいりません。

彼の姿から「精一杯生きる」とは何かを私たちは日々教えられています(^^)

命は、ただそこにあるだけで尊い。

マナの背中が静かにそう語ってくれている気がします。

ゆっくりと流れる時間の中で寄り添う、ぐっすりマナと見守りキチ

今日一日を

精いっぱい生きよう

本興寺の行事(8月)

・8月13日(水)~15日(金) お盆

・8月16日(土) 本興寺施餓鬼法要

・8月17日(日) お経セラピ~(法話会)午後3時から

この茶飲み話がご自身のルーツと日々の尊さについて考えるきっかけとなれば幸いです😊✨

それでは皆様にとって素敵なひと月になりますように✨

南無妙法蓮華経

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